乱雑な音を立てて部屋のドアが開いた。


「おう、渚」


龍騎が反応したのに、渚は無視。


「お前が何でこいつの部屋にいるんだ」


苛立つ場所、そこかな？


「いたらダメなの？今龍騎と楽しんでるんだから邪魔しないでよね～」


渚より龍騎の方がマシだもん。


「………。幹部室に集まれ」


都合悪くなったらすぐ無視するよね、渚って。


案外子供っぽいところもあるんだ。


「はいはい」


龍騎が立ち上がって部屋を出ていく。


「お前も来い」


座ったままの私を見て渚が言った。


「私も？」


「当たり前だ」


……私も幹部と同じ扱い受けていいんだ？


ちょっと意外かも。