「アハハ!これウケる!いいじゃん、和奏」


和奏は、想定外の投票内容に顔面蒼白。


ここまで残酷なことを私が書いてるとは思ってなかったらしい。


私の本性知ってるくせに。


あなどっちゃダメだよ?


「気に入った。人を殺させるで決定でーす!!」


本気?


香澄も相当ヤバい人間だ。


「ねぇ、瀬山クン。あなたが一番恨んでる人間は誰?」


「………」


龍騎は何も答えない。


香澄は龍騎の席まで移動して、龍騎の机を挟んで向かい合う。


「その人のこと殺していいよ??─そんなことできたらだけど」


香澄が低い声で言った瞬間、龍騎と視線が交差した。