香澄は私の絶対的な味方だ。


だから必然的にクラス中が私の味方。


「優しいですよアピールするの目障りだからやめてくんない??何かを書いて投票してる時点でお前ら性格悪いから。アハハハハ!!」


香澄が大笑いする。


これで三軍も立場が安定してるわけじゃないと自覚したことでしょう。


このクラスに安全なんて求めるのが間違ってる。


だって支配者は刺激が大好きな私なんだから。


「三軍代表理沙〝暴力〟」


は?暴力??


「理沙サーン、あんたバカ?私の話聞いてた??残酷ないじめ方を投票しろっつったの!四軍に落とすよ??」


落とす気はないだろう香澄の脅し。


理沙を震え上がらせるには充分だった。


「まぁいいや。次、和奏〝人を殺させる〟」


一気にざわつく教室。