SHOCK -衝撃的なlove-

「んじゃ、ノロマが投票し終わったから、開票しまーす」


和奏。


あなたが何書いたかであなたの人生左右されること、分かってる?


「えーっと、奈美恵〝虫を食べさせる〟」


なるほどね。


残酷だよね、それも。


「淳〝掃除ロッカーに監禁〟」


蒸し暑いこの時期にしたら地獄だね。


皆なかなか残酷なこと考えるねぇ。


そして順調に票が開かれ、私の名前が呼ばれた。


「彩羽……」


眉間にシワを寄せる香澄。


「無回答」


和奏、命拾い。


「…ごめんね、香澄。でも私投票なんてできない…」


「まぁ私が提示したルール的に全然OKだよ。てか、普通に優しい子は無回答なはずなんだよねー。そこらの三軍さんさぁ、優しいアピールよくしてるけど、結局皆回答してるよね?」


三軍の火の粉が飛んだ。