だからこそ、安心してたんだろーな。


香澄たちから目をつけられることはない。


って。


バカだよねぇ。


一軍、二軍、そして私と香澄意外の人間は、ターゲットにされる可能性があるのにさ。


「いろ─」


「彩羽ぁ、トイレ行かない?」


「いーよ」


味方になってくれそうな私に助けを求めに来た理沙を香澄が遮った。


香澄ナイス。


これからどんないじめをしてくれるのかなぁ??


「彩羽ってホント優しいよね。あんな底辺連中見て嫌になんないの?」


「嫌になる?そんなわけないじゃん」


快楽を覚えるんだよ?


哀れだなぁって。


あー。


楽しすぎる。