「これカワイイ。あ、ミライさんこんなのどう?」

赤と黒のビビッドな色使いのブラをミライの胸に当てる広海君。

「ねぇ、こっちとどっちが好き?」

自分の胸にピンクのフリフリのブラを当てて聞いてくる。

「う、うん、どっちもいいよ」

落ち着いて答えてられないって。

「んもう、ちゃんと見て答えてよ」

広海君が胸を突き出した。

ワッ、そんなカッコで寄って来るな!

「う、うん、大人っぽい方がいいかな」

目を逸らしてミライを見る。

「へ~、そうなんだ」

と、クルッと振り返ってまたブラを探し始める広海君。

「やっぱり上と下は揃ってる方がいいよね?」

って、どっちでもいいから!

これも実験の一環だって言うんですか所長ぉ~!

もう勘弁してくれ~。