暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】




使用人は目を輝かせながら私達のやり取りを近くで見ていたが……………まぁ、普通の女なら陛下にパーティーに誘われて断わるなんて選択肢はしないだろう。






そもそも断ろうとも思わないだろうね。


…………でも、私は正直行きたくないし今にだって断ってしまいたい。


社交界の常識なんてメイドとしての興味本位で、少し本にてかじったことがある程度だし、

 
私が行ったところで役に立つどころか、恥をかかせることになってしまいそうで


少し怖い。