陛下は私を蔑む?奴隷にする? それとも……………………… いや。何となく返ってくるセリフなんて分かっていた。 陛下なら恐らく_____。 「別にあって良いのではないか?それも個性であり特別な存在ではないか。気にすることなどあるのか?余なら普通に使う。まぁ、敵国と戦う手段としてな」 気にしないのだろうって。 「そう…………ですか」 陛下のその、『普通に使う』の言葉になんか気持ち的に軽くなった気がした。 私は今まで表で隠してきたから。 そんな表立って使うということを考えてもみなかった。