それだと言うのにまたこうして陛下と話せている。 「……………誰がそう決めた?」 「…………え?」 「余は一言も居てはならぬと言った覚えばないが」 ………確かに陛下はそんな事言っていない。 私が自ら居てはいけないと思ったから。 「リリアンが私をかばい重症を負いました。それは私がどこから来たのか分からぬ者だからです。これからもずっとあのままいたとして、同じ悲劇が繰り返されるだけなのです」 それなら身をもとの場所に戻した方が皆に迷惑をかけずにすむ。