暴君陛下の愛したメイドⅠ【完】





陛下と少し会話した後は2人とも静かで、馬車で揺られること3時間。


気づけば国境の門を通り抜け他国へと入り、会場であるヴィスタン国の宮殿に到着した。


馬車の外には宮殿内に続くドアの方へ、真っ赤な絨毯で細い道が作られており、


陛下が折りたあとに続き、私もその赤い絨毯の上を陛下の横にそって歩いていく。


他国の宮殿は初めて見たが、やはり皇族と言ったところか


豪華に仕上がっている。


アルファード王国の宮殿もかなり凄かったが、ここはそれとは違う魅力を感じた。