切り分けたケーキを5つはお皿にのせて、もう3つは崩れないように箱に入れる。 「昴兄! キッチンにケーキあるから、よかったら食べてね?」 みんながいる大部屋の襖を開けて言った。 禅くんたち待ってるし、急がなきゃ。 「わかった。ありがとな。」 昴兄はそう言って優しく頭を撫でてくれる。 「私、ちょっと出かけてくるね?」 「えー!!結衣、行っちゃうの!?」 「この雨の中どこに行くんだよ。」 行かないでって、まるで駄々っ子のようなエリちゃん。 そして、まだなぜか不機嫌な佑。