咲いた徒花

御祖父様の腹心の古参女房、倭を呼んだ。

彼女は、本来なら私が話せるような身分では、ないのに………世の中、恐ろしいわね。

この日は、御祖父様からの、幾つか贈り物を届けに来られたみたい。

「倭様。」

「どうされましたか?」

倭は、御祖父様がまだ若君と呼ばれていた頃から仕えているので、かなり歳をとっているけれど、私の、良き相談相手になった。

「世の、身分高いお姫サマからしたら、私は賎しい娘よね………」

「ほぅ。これは、唐突で御座いますな。」