咲いた徒花

「身を滅ぼすわ。我が父母の二の舞にならぬように。」

「……………考えるわけ、ないでしょう?恋のことなんて。」

三瀬の言葉を軽くあしらうと、彼女は覚めた顔でボソリと言った。

「そう言う者程、危ないのに、それを知らぬとは…………うつけじゃ。」