咲いた徒花

もし、栄華と呼ばれる物が、半永久的な物ならば、誰が苦労しようぞ。

誰が、このあたくしを哀れんでくれるのか。

いないではないか。

「我に露………」

-あはれをかけば 立ちかへり
  共にを消えよ 憂きはなれなむ-

『アテクシを、許してね。』

ずっと前の、記憶の奥底の、お母様の言葉。

許すものか。
忘れるものか。

ならば、あたくしは、何故ここまで落ちぶれたか?