咲いた徒花

「もし、青丹に何かあったら、其方は青丹の代わりに尚侍として、一時的に、身代わりになれ。」

そうだ。

あたくしは、そうよね、青丹にそっくりだもの。

顔さえ隠せれば、髪さえどうにか出来れば、きっと、誰にも分からない。

背丈も、声も、そっくりなのだから。

でも、哀しいかな。
あたくしの価値は、単に、成り上がり姫の身代わりだけ。

幸せか、不幸か、どちらかと聞かれとら、不幸のうちに入ると思うわ。

もし。もしもよ?
青丹に何か、あったら?