咲いた徒花

女は、怖いのです。
恐ろしゅう御座います。

何故か?
それは、祟るからで御座います。

例を出すなら、やはり、お義母様である尚侍様。

ある意味、青丹のお母様の、若草の女御様も祟られていたわ。

あれは、女御様がお若い頃。
あたくしや、青丹と同い年くらいの頃。

女御様は、姉君の桜の君の恋人、忍君に恋をしてしまう。

また、桜の君を失くしたばかりの忍君も、それに応えてしまう。

全てを裏切った、恋。