咲いた徒花

『そろそろ、私も行かなくてはなりません。青丹も、ある程度、貴女の状況を知っているはずよ。だから、わざわざこき使おうとは思わないはず。』

『本当ですの?信じても、宜しゅう御座いますわね?』

『きっと、よ。だから、お頑張りなさい。私は、直接二人に何かをすることな出来ないから、見守っているだけだけれど、時には助けるから。』

そう、言ってくれる人なんて、初めてだわ。

この人を、信じようかしら。
裏切られたら、しょうもない、でも、この人、あたくしの身内だから。

『でも、葵様。如何して、あたくし達を助けてくださるの?』

これを、ずっと不思議に思ってたのよね。