咲いた徒花

『私、人ではありませんわよ。』

まぁ!
やはり!?

『私のは、母が人ならぬ者でしたので、やはり、私もそれを受け継いでしまいました。』

それじゃあ、生前は、苦労したんじゃないかしら。

だって、葵の叔母様、瞳が紅いから、ひと目でわかるもの。人ではないと。

『だからね、思いますよ、この頃。貴女の従姉妹の、桔梗が可哀想だと。』

『桔梗が?』

あ。
そう………よね。

私、所謂下々の身分を脱したくて、御祖父様に養女にして頂いたもの。一人だけ。