咲いた徒花

そうなのね。
葵の叔母様、私のこと知っていたんだ………

『若草に迷惑をかけられていたのは、私もなのよ。まぁ、とうの昔だけれど。』

そうだったわ。
思い出した。
確か、葵の叔母様、お母様に仕えていたとか………姉妹なのに。

『あれ?』

不思議だ。
叔母様の出で立ち、振る舞い。

今の姫君は髪なんて結わないし、羽衣なんて纏わない。

オマケに、髪に豪華な飾り付きの簪を二本、指していて、床に着くくらい長い太い紐を垂らしている。