咲いた徒花

十三になってから、ずっとずっと悩んでいたことである。

「時々、お母様が羨ましくなるのです。だって、私は所詮、国司の次官の娘。女房勤めもまともに出来ないかもしれないもの………」

「青丹の君………」

倭と私は、似ているかもしれない。

倭の本当の御身分は、宮姫様。女王様。

私は、こんなに零落したけれど、母は女御、祖父は右大将。

「栄華なぞ、儚いものです。」

-倭。

貴女が言うから、他人よりも説得力があるんだわ。