ゴクン、と口の中のおにぎりは全部食べたようで十勝はやっと口を開く、と、思ったら再びスマホをいじり出した。
なんか、この総長、可愛いな。
何がしたいのかよく分からなくて、時友に目線を移せば困ったように微笑まれた。
相手をしてやってくれ、と言うことなのだろうけど……。
めんどくさいな。
はぁ、なんて内心でため息をついて再び十勝を見れば目を輝かせてスマホを見ていた。
この目の輝かせ方、なんか既視感があるぞ。
再び、バッ!と時友を見れば困ったようにもう一度微笑まれた後にやんわりと視線を外された。
申し訳なさそうに。
これ以上は、顔向けできません。
そんな言葉が、時友の背景に出ている。
『十勝、何か用なの?』
そう聞けば、スマホをズイっとこちらに見せてくる。
「見てくれ、いや、見ろ。」
なぜ命令形にしたよ。
そう思いながらも、スマホに視線を移せば
『あっ、これって、』
「そうだ!イヌオくんが今日の5時から駅に来るらしい。放課後、お前駅のロッカーに衣類とか取りに行くって言ってたよな。
同じ駅だから、俺も行く。」
『はぁ。』
何故か、意気揚々とこちらに宣言してくる十勝。
え?一緒に行くってこと?
嫌なんだけど。だって、恥ずかしいじゃん。
犬の着ぐるみが来るんでしょ?
表示された画像だとそうなっていた。
《イヌオくんと一緒に写真が取れるチャンス!!みんなも来てね☆》
この企画、絶対に小さい子向けだろ。
嫌だよ。
せめて、誰かを巻き込もうと永富とお姫様に目線を向けたがお姫様は話に夢中で気がついてもらえなかった。
まぁ、危ないだろうから来ない方がいいかと思い直し永富の方を見れば、物凄い形相で否定されてしまった。
首、もげんじゃないの?というくらいの速度で。
なんか、この総長、可愛いな。
何がしたいのかよく分からなくて、時友に目線を移せば困ったように微笑まれた。
相手をしてやってくれ、と言うことなのだろうけど……。
めんどくさいな。
はぁ、なんて内心でため息をついて再び十勝を見れば目を輝かせてスマホを見ていた。
この目の輝かせ方、なんか既視感があるぞ。
再び、バッ!と時友を見れば困ったようにもう一度微笑まれた後にやんわりと視線を外された。
申し訳なさそうに。
これ以上は、顔向けできません。
そんな言葉が、時友の背景に出ている。
『十勝、何か用なの?』
そう聞けば、スマホをズイっとこちらに見せてくる。
「見てくれ、いや、見ろ。」
なぜ命令形にしたよ。
そう思いながらも、スマホに視線を移せば
『あっ、これって、』
「そうだ!イヌオくんが今日の5時から駅に来るらしい。放課後、お前駅のロッカーに衣類とか取りに行くって言ってたよな。
同じ駅だから、俺も行く。」
『はぁ。』
何故か、意気揚々とこちらに宣言してくる十勝。
え?一緒に行くってこと?
嫌なんだけど。だって、恥ずかしいじゃん。
犬の着ぐるみが来るんでしょ?
表示された画像だとそうなっていた。
《イヌオくんと一緒に写真が取れるチャンス!!みんなも来てね☆》
この企画、絶対に小さい子向けだろ。
嫌だよ。
せめて、誰かを巻き込もうと永富とお姫様に目線を向けたがお姫様は話に夢中で気がついてもらえなかった。
まぁ、危ないだろうから来ない方がいいかと思い直し永富の方を見れば、物凄い形相で否定されてしまった。
首、もげんじゃないの?というくらいの速度で。


