『私は喧嘩なら、ここにいる誰にも負けないわ。と、言うことでよろしく。』

私は、何も気にせず言い放った。あ、そうだ。これも付け加えなきゃ。

私は、もう____

『幹部ではないけど、幹部室の出入りは許して欲しい。』

さっき、そういう話になったのだ。

________簡単に幹部室に入れる程の身分を持っていないのだから。

さらに、付け加える。

『まあ、今 上に立って皆を見下ろしている時点でおこがましいのだが。』

いいか?と問えば、下の奴らから提案があった。

多分下っ端を束ねている、準幹部だろう。

「じゃあ、準幹部の俺達に戦って勝てたらいいですよ。」

舐めてんの?

思わず呟きそうになった言葉をぐっと必死にこらえる。

今は、どれくらいの強さかわからない女の子だから。

抑えろ、里香。

てか、
………すんげぇ、ベタな展開だ。

え?戦うの?

今?ここで?

まぁ、困る事など何一つない。なぜなら、何人でかかってこられようと余裕で勝つ自信があるからだ。

決して自分の力を誇示するつもりは無い。

だが、こういう所では最初に実力を見せておかなければ舐められる。

だから、

『ああ、いいぜ。女の私が戦うことに不満があるやつは全員出てこい。』