時は、放課後。

キーンコーンカーンコーン

そのチャイムと同時に、

「さようなら。気をつけて帰ってくださいね」

武本センセイが出ていく。

やって参りました、放課後。

これから私は、自分の服を取りに行きつつもそんなに仲良くの無い金髪と一緒に、暴走するだろう十勝の拷問に耐えてきます。

お姫様と永富には、可愛そう、頑張って、という様な目で私を見ながら帰って行った。

まぁ、倉庫だろうけど。でも、あの二人は倉庫に住んでいないから、なぁ。

倉庫というか、幹部室に住んでいるのは十勝、金髪、時友、私だけだ。

十勝と金髪がこの教室まで来ると言うので、此処で待っている。

ぼぉーっと、窓の外を見ていた。気がついたら、教室には誰も居なくなっていた。