【短編】あなたとの距離、近くて遠い


あの日、迷惑をかけた時に悲しそうに笑っていた姿。

それも、忘れられないくらい好き。

 これは間違いなく、恋。

でも、患者と看護師の関係は変わらない。それ以上にもなれない。

 あなたは、私の初恋の人でした。

ありがとう。心の中で私は言い、目の前にいる久保田さんを見て、声を発した。

「ありがとうございました」