体から感じるこの熱気。

こんな島のどこに、これだけの人が住んでるのだろう。

ウズウズするような胸騒ぎを感じながら、屋台へと向かった。

そこでは、もうおじちゃんが野菜とかの準備をしていた。

「おっはようございまぁす」
「おー、琉華ちゃん、威勢がいいねぇ」

「もう、踊りだしたくなる程ウズウズしてるんですよ」

「それが祭っていうもんだ。
眠っていた血が騒ぐ気がするからね」


太鼓の音や笛の音が聞こえる。

人のざわつぎが感じられる。

うんこういう温かみ好きだなぁ。


「琉華、今年も父ちゃんをよろしくな」