新学期中学から一緒の藍田紗季(あいださき)ちゃんといつものように登校する。
「咲良と今年は同じクラスがいいな!」
「うん!!そーだね!!」
そんな会話をしながらクラス分けの表を見に行く。
「えーっと私は2-B咲良は、、あった!!同じ2-Bだ!!!」
「嘘!!やった!!」
やった!紗季ちゃんと同じクラス!!
楽しくなりそうだな♡

教室に入るとみんなある程度固まって話している。 私と紗季ちゃんは出席番号が近いため初めは席が前と後ろだ。私と紗季ちゃんもいつものように会話をする。
すると担任の先生が入ってきて、
「おーい!HR始めるぞー!」
その声で私は前を向く。


その日は始業式だったということもあり早く終わった。
「咲良ーー!このあと時間ある??」
「うん!あるよ??」
「じゃあ2人でどっか行かない??」
「いいね!!」

こうして私たちは2人で放課後遊ぶことになった。

ご飯を一緒に食べていつものように買い物をしてると、

ドン!

「あっ、!ごめんなさい!大丈夫ですか?」
「あ、はい、ダイジョウブデス」

男の子とぶつかってしまった。
片言の日本語からして多分日本人ではない。
その男の子はすぐにどこかに行ってしまった。


次の日
先生が入ってきていつものように
「HR始まるぞー!席につけー!」
みんなその声で席につく
すると先生は
「新学期始まってまだ経ってないが転校生がいる!」

「え!?誰だろーー??」
そんな声が飛び交う中
「おーい!入れー」
先生のその声で転校生が入ってくる。

あっ!! 入ってきた転校生は昨日ぶつかった男の子だった!
紗季ちゃんも気づいたみたいで肩を叩いて
「あれって昨日咲良とぶっかった男の子だよね??」
「うん。多分、」
転校生だったんだ。

「韓国から来た転校生だ!」

あ、だから昨日片言だったんだ。。

「あ、えっと、ぼくは、ソジュンです。ヨロシクオネガイシマス」
「ソジュンはまだ日本に来てそんなに経っていないから片言の日本語だが仲良くしてやってくれ!」

え!私は韓国からの転校生と聞いてすごく嬉しくなった!! だって私は韓国が好きで今絶賛韓国語勉強中なのだ!!
先生が話している中私は1人で興奮中!

「えーっと、ソジュンの席は、、あ!相澤の隣が空いてるな!あそこの相澤の隣だ!相澤よろしく頼むぞ!」

え!!まさかの隣!?
いきなりの出来事すぎて動揺を隠せない。

「あの、ヨロシクオネガイシマス」
「あ!こちらこそよろしくお願いします!」

やばい!!新学期そうそういい事ありすぎだよ!!

その日の帰り道紗季ちゃんに
「良かったねあの韓国の転校生と隣で!!」
「うん!!もうほんとに嬉しすぎるよ!!」

明日からの学校がたのしくなりそうだな!

その日は家に帰ってもソジュンくんのことばかり考えていた