ぎゅうっと腕をつかむと、先生は熱い吐息を吐きながら体を起こす。
私は臙脂色のチェアの上に横たわって、置いてきぼり。
「……やべ。また、巻き込まれるところだった」
先生は剥き出しになった私の肌を隠す様に、ぐいぐいとめくれた制服を引っ張り下げる。
そしてテーブルの上の湯のみを取り、ずずずと啜る。
え……も、もう終わり……?
キスされた時から、今日ここでオトナになる覚悟もしてたのにーっ!
「物足りねえ顔してるな」
湯のみをテーブルに置きながら、先生はふうっと溜息をついた。
「……だって、先生が……」
「俺? お前が誘うから……って、俺が言うと大人げねーか」
少年のような瞳でくっと笑う先生は、物足りなさも挽回するぐらいかわいい。
ずるいよ。私は、ドキドキさせられてばかり……。
先生が、俯いている私の手を握る。
「恥ずかしい……」
「さっきしてたことのほうが恥ずかしくないのか?」
そうですけど、と続けようとしたら、キスで塞がれた。
先生の胸にそっと手を当てると、私と同じぐらいドキドキしている。
私は臙脂色のチェアの上に横たわって、置いてきぼり。
「……やべ。また、巻き込まれるところだった」
先生は剥き出しになった私の肌を隠す様に、ぐいぐいとめくれた制服を引っ張り下げる。
そしてテーブルの上の湯のみを取り、ずずずと啜る。
え……も、もう終わり……?
キスされた時から、今日ここでオトナになる覚悟もしてたのにーっ!
「物足りねえ顔してるな」
湯のみをテーブルに置きながら、先生はふうっと溜息をついた。
「……だって、先生が……」
「俺? お前が誘うから……って、俺が言うと大人げねーか」
少年のような瞳でくっと笑う先生は、物足りなさも挽回するぐらいかわいい。
ずるいよ。私は、ドキドキさせられてばかり……。
先生が、俯いている私の手を握る。
「恥ずかしい……」
「さっきしてたことのほうが恥ずかしくないのか?」
そうですけど、と続けようとしたら、キスで塞がれた。
先生の胸にそっと手を当てると、私と同じぐらいドキドキしている。

