『なぁ、瑠璃垣』
『なあに、ゆうちゃん』
『色んな愛のかたちがあるんだなぁ』
『そうだねぇ』
『でも良かったな。みんなうまくいきそうで』
『うんうん。運命の初恋の種、今日1日で4つ実らせることが出来たね!』
『あー、そうだな。あとは西野たちだな』
『それはもうほっといても大丈夫だよ』
『え?』
『その内勝手に実るから』
『それって?』
『ボクらは充分種にお水と栄養と日の光をあげたんだよ。あとは自分たちの力で芽吹くのみ』
『そう…なのか?』
『うん!ということは6つの運命の初恋の種を実らせたことになるねぇ』
『一気に6つも!』
『一網打尽だねぇ』

るんるんと家路につくオレたちだった。