まままままじかよ!
だとしたら堀越さんが蛇沢さんと普通に話せて当たり前じゃないか!
女の子同士なんだから。
もっと早く言えよ瑠璃垣!
混乱しすぎて頭が全く働かない。
『瑠璃垣、オレはどうしたらいいんだ…』
『ん~そうだねぇ。簡単そうなところからくっつけてみたらどうかしら?』
『それって…?』
『今、やじるしがややこしくないのは千葉ちゃんと龍泉寺くんなんじゃないのかなぁ』
『え、そこもくっつけんの』
『初恋の種のニオイがぷんぷんするねぇ』
『……それズルイな』
『ひいてはゆうちゃんの幸せのためだよ』
『ほんとズルイな』
頭がぐるぐるしてきたが、もうこうなったら乗り掛かった船だ!
とことんやってやろうじゃないの。
初恋の種を片っ端から実らせてやるよ。
『あぶないっ』
そう危ない…
『え…?』
顔を上げるとボールが顔面にクリーンヒット。
『ゆうちゃん、大丈夫!?』
『う……』
『結人!!』
みんなの心配の声が聞こえる。
『結人さん!!』
『こ………硬球は……や…ばい…って……』
それがオレの最後の言葉だった。
サッカーボールの時と違い強烈な衝撃で意識を失ってしまったらしい。
おそらく混乱していたのも相まってだろう。
『あ、あの大丈夫ですか?』
気がついたら保健室だった。
目が覚めたオレに気がついたジャージ姿の女の子が心配そうに見つめてくる。
か、かわいい。
『全然大丈夫だよぉ、ね、ゆうちゃん』
『なんで…お前が答えるんだ』
せっかく美少女と二人きりだと思ったのに瑠璃垣が居た。
『…痛みますか?』
そう言いながら左目の近くに乗せてあったアイスノンを取り替えてくれた。
『あ、ありがとうございます…その』
『あ、私野球部のマネージャーで2年の沼口遥です』
『沼口先輩…あ、オレは1年の逢坂結人です!』
『ゆうちゃんってば、もしかしてぇ~』
『あ、あの、あなたは…?』
沼口先輩が瑠璃垣に尋ねた。
ですよね、こんな不審者気になりますよね。
『ボク~?ボクは…瑠璃垣……ん~…』
『あ!コイツは陣です!瑠璃垣陣!』
『ゆうちゃん……!』
瑠璃垣はパァっと花が咲いたような笑顔を浮かべた。
フルネームが出来たことがよっぽど嬉しいらしい。
だとしたら堀越さんが蛇沢さんと普通に話せて当たり前じゃないか!
女の子同士なんだから。
もっと早く言えよ瑠璃垣!
混乱しすぎて頭が全く働かない。
『瑠璃垣、オレはどうしたらいいんだ…』
『ん~そうだねぇ。簡単そうなところからくっつけてみたらどうかしら?』
『それって…?』
『今、やじるしがややこしくないのは千葉ちゃんと龍泉寺くんなんじゃないのかなぁ』
『え、そこもくっつけんの』
『初恋の種のニオイがぷんぷんするねぇ』
『……それズルイな』
『ひいてはゆうちゃんの幸せのためだよ』
『ほんとズルイな』
頭がぐるぐるしてきたが、もうこうなったら乗り掛かった船だ!
とことんやってやろうじゃないの。
初恋の種を片っ端から実らせてやるよ。
『あぶないっ』
そう危ない…
『え…?』
顔を上げるとボールが顔面にクリーンヒット。
『ゆうちゃん、大丈夫!?』
『う……』
『結人!!』
みんなの心配の声が聞こえる。
『結人さん!!』
『こ………硬球は……や…ばい…って……』
それがオレの最後の言葉だった。
サッカーボールの時と違い強烈な衝撃で意識を失ってしまったらしい。
おそらく混乱していたのも相まってだろう。
『あ、あの大丈夫ですか?』
気がついたら保健室だった。
目が覚めたオレに気がついたジャージ姿の女の子が心配そうに見つめてくる。
か、かわいい。
『全然大丈夫だよぉ、ね、ゆうちゃん』
『なんで…お前が答えるんだ』
せっかく美少女と二人きりだと思ったのに瑠璃垣が居た。
『…痛みますか?』
そう言いながら左目の近くに乗せてあったアイスノンを取り替えてくれた。
『あ、ありがとうございます…その』
『あ、私野球部のマネージャーで2年の沼口遥です』
『沼口先輩…あ、オレは1年の逢坂結人です!』
『ゆうちゃんってば、もしかしてぇ~』
『あ、あの、あなたは…?』
沼口先輩が瑠璃垣に尋ねた。
ですよね、こんな不審者気になりますよね。
『ボク~?ボクは…瑠璃垣……ん~…』
『あ!コイツは陣です!瑠璃垣陣!』
『ゆうちゃん……!』
瑠璃垣はパァっと花が咲いたような笑顔を浮かべた。
フルネームが出来たことがよっぽど嬉しいらしい。


