「ナガセ、連れション。」 尿意を催したので、ついでに根詰めて作業していたナガセも伴ってフロアを出た。 「さすがサクラだな。75円は高すぎる。」 「やっぱり虎さんもそう思いますか?」 「加藤ちゃんから担当変わったからって、 舐めてきたのかもしれないな。」 「向こうの連中に思い知らせてやりますよ。 サクラはもう伝票処理だけしてた、 ただの雑用じゃないんですから。」