教室に入ってご飯を食べていると、廊下が騒がしくなってきた。

なんだろう、と思いながらも無視をして弁当を食べる。

やはり美味しい。

「ねえ、この騒ぎ、うるさくない?」

突然、鈴菜が私に問う。

「そうだね、ちょっとうるさいかな。なんだろうね?」

晴流が作ってくれた弁当を食べながら答える。

「ちょっとちゃんと聞いてる?」

ムスッとした顔をした鈴菜が私に言う。

「聞いてるよ!食べながら聞いてるよ!」

笑顔を作りながら答える。