「あの!僕、晴流さんが好きなんです!よかったら僕と付き合ってもらえませんか?」 バッと顔を挙げた彼に驚きつつも返事をする。 「ごめんなさい、私今はそういうのを考えていないの。でも、好きになってくれてありがとう。」 そう言って、彼のそばを通り過ぎ、非常階段の方へと足を運んだ。 その間、振り向かずに。 非常階段に着いた私は、スマホを取り出してゲームをする。 音楽ゲームだったり、アクションゲームだったりする。