私は今、体育館裏にいる。 目の前には双子の姉である晴流(セナ)と知らない男子がいる。 知らない男子は顔を赤らめ、もじもじとしていて気持ち悪い。 晴流が呼ばれたから、あとを追ってきたけれど、きっとこれは告白だ。 晴流は誰にも渡さない。 晴流。 どこにも行かないで。 置いていかないで。 私には晴流しかいないの。