「ええ。舐めてます。貴方達はここで俺にやられるんですから……。
“髑髏(どくろ)の皆さん?」




そう男が言い放った瞬間そこには殺気が立ち込める。

まさに一足触発。



先に動いたのは髑髏の方だった。


「ふざけんじゃねぇよっ!!!」


そう言って殴りかかってきたのは先程敬語で話していた男だった。


しかし、仮面男にその攻撃は当たらず
逆にその手をとられ反対側に曲げられた。





「っ、ぎゃぁぁぁぁぁ?!!」




男の悲鳴に髑髏の仲間達に緊張が走る。

追い打ちをかけるように仮面男は言った。




「貴方達が俺にかなわないことは明白…。
それでもまだ…やりますか?」



仮面男の圧倒的なオーラに、ボス的存在だった男が震える声を隠そうともしないで吠えた



「っ!!おめェら行けェ!!!」



「はぁ、てめぇが来いよな…。」




仮面男がそう呟いたのは誰の耳にも入らない


次々と来る髑髏のヤツらにまったく隙を与えず、地面に沈めていく仮面男。


ついにボスだけになった。