これは私、愛柚が渚高校の入学式の出来事だ
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「……以上を持ちまして渚高校の入学式を終わります。」
やっと、終わったなぁ…
長すぎだし。
ここ、渚高校は俗に言う不良校だ。
確かに見渡す限り頭の色がカラフルだし、
制服もまともに着てる人なんかいない。
女の子もいるが圧倒的に男の子の方が多い。
大体、6対4ぐらいだろうか。
そんな高校になぜ私が入学したのかというと
ただ単に頭が足りないからだ。
…いや、単にって訳では無い。
私は中学の時はそれなりに頭もよかったし、普通の高校に行く予定だった。
しかし、それが変わったのは中2の終わり頃
私の両親が事故にあったのだ。
しかもそれは故意の事故。
つまり、殺されたのだ私の両親は。