「あ、愛柚ちゃーん!!遅いよって机?!
え、めっちゃ重そうじゃん!!言ってくれたら僕が運んだのに!!」
奏多…そういうと思ったよ(笑)
でも。だめなんだよ!!
「ダメだよ!!これは罰なんだから!!
転入生の机だよ、これ。」
「むー。先生も人使いが荒いなぁ。
転入生ってどんな子なんだろうね?」
「うーん、女の子がいいなぁ。」
奏多とそう笑いあっていると、聖也が立ち上がった。
「…そろそろ行くぞ。ほら、愛柚」
「っ、うん!!行こ!」
聖也が出した手を握って私は歩き出した。
──この手に救われたんだよね…。

