どうしようもできずにいると 急に音の体に駆け寄り、音の体を揺らしながら「大丈夫か!」とずっと叫んでいる子がいた。 (え?誰?見た事がない子。) 大丈夫と喋りたくても声が出ず、何も言えない。 遠のく意識の中でキラキラした金色のものがあった。 (金色のキラキラ。綺麗。) そこで私の記憶は途絶えた。