「行ってきます!」 階段を走って降りてると、 「あら、鈴音。そんな急いでどこ行くの?」 お母さんが言ってるのが聞こえる。 「友達の所!夕飯までには帰って来るから!」 と、言うと靴の先をトントンと叩いて、外へ飛び出した。