死神さんたちとわたし。


「生きてる人間に俺は見えないようになってんだ!死神様だからな!!」

腰に手を当て自慢げに笑っている。なんだこのひょうきんな死神。こんな夢見るなんてわたし疲れてんなー。




「ところで守山慶、俺さ死んだ人間の魂しか狩りにこれないわけ。で、魂狩れないと冥界に戻れないわけ。言ってる意味分かる?」


ウゼー。
顔見えないけど表情想像できるわ。ウゼー。


「彼氏にフラれたショックでそこの30cmくらいのドブに落下死する予定だったんだけど」


そう言って死神さんが指差すのは、深さ30cmもないドブ。


「………まぁ確かに今日彼氏にフラれたけどさ、ショックで落下死ってなに?しかもドブに?」





「俺だってわからんけど、そうやって言われたからこうして落下死した守山慶の魂を狩りに人間界まで来たんだけど…」