死神さんたちとわたし。


「え…慶、慶のお父さんって………」

「うん、オカマ」




「急にオカマとは失礼ね、慶ちゃんたら!エプロン姿も可愛いわぁ」



夜のお仕事というのは、オカマバー。
顔が良いから女の格好をしても美しく、指名人気ナンバーワンらしい。


お母さんが亡くなってから目覚めたらしい。



「お父さん、おかえり。久しぶり」

最近ずっと顔を合わせてなかったから、少し嬉しくて。
笑いかけたら、お父さんは泣きそうに顔を歪めてまたわたしを抱きしめた。


「がわいいいいいい!!!!さすがあたしの子!!!ごめんねぇ仕事ばっかりで構ってやれなくて」



これだけダイレクトでビッグな愛情表現をされたら、母親の分まで愛されてると、いやそれ以上に愛されてると言っても過言じゃないだろう。


傍らでぼーっと突っ立っている死神さんは呆気に取られているのかなにも言わない。




綺麗に手入れの行き届いた栗色のロングヘアはなんと地毛だという。
元々肌も白く顔立ちもはっきりしているから女顔でも全く違和感がないのだ。