死神さんたちとわたし。



ーーーー朝だ。

いつもと変わらぬ朝だ。



7時きっかりに鳴る目覚まし時計をオフにして、カーテンから差し込む明かりに目を細めて、大きな伸びをして。



「あぁ、よかった…悪夢を見てい…
「け、慶……」




昨日聞いた声がそばで聞こえて、頭を抱えた。
……夢じゃなかった…いや、うすうす感づいてはいたけど信じたくなくてふて寝をした。


文句を言ってやろうと顔を上げた瞬間。




息を呑んだ。






朝日に照らされた銀髪は透けてキラキラしている。わたしを見つめる瞳は深緑色で、長いまつ毛が影を落としていた。
その深緑色に吸い込まれるように近づく。

…ん?いんや?これは近寄ってきて……




ぎゅう。

視界いっぱいに黒色のローブ。ボロボロで、ちょっと湿気くさい。


「か、…可愛い……フード被っていたし人間の顔なんて興味がなかったから見てなかったけど…こんな可愛いなんて反則だよ…起きたら天使が寝てやがんだよ…ずるいよ」



死神が、天使っていう例えを使うのはアリなのか?どっちかっていうと敵じゃないのか…?