卒業式の日。

私は、卒業証書をもらいやっと苦い中学生活が終わった。

これまで、できた友達ゼロ人。

こんな悲しいことがあっていいのかと思うくらい私は周りを信用できなくなっていた。

もう頼れるのは自分だけ、気づけば心の中で思うようなっていた。

私は、他の卒業生が楽しそうに友達同士で写真撮影をしている中、私は通り過ぎた。

そんな私を見ても最後まで誰にも声を掛けられずに、私は去って行った。

「やっぱり……。友達なんていらない……。」