それからいつものように授業が行われ、6時間目のHRの時間に通信表が渡された。 これにて、2学期は終了だ。 HRが終わり、ガヤガヤといつも以上に騒がしい教室の中帰る準備をしていた、その時。 「未紘! 大変だ!」 突然、トイレに行ったはずの加代子ちゃんが、そう声をあげて教室に駆け込んできた。 そして、切羽詰まった表情で私の机に押しかける。 「中庭で告白大会してるんだよっ!」