私の受験番号は…… えっ… 嘘… あった…。 「あった…、 あったよ、 お母さん…」 自分の受験番号を 見つけた途端、 嬉しくて、 何故か泣いてしまった。 「よかった、 …ほんと、よかったね」 お母さんは 笑顔でそう言いながら 私を抱きしめてくれた。