仕事から父が帰ってくるなり 私は通信簿を見せた。 「お父さん。塾に通わせてください!」 父に頭を下げながらお願いした。 「評価2…。俺も昔とったなあ。 ま、お前がそこまで危機感持ったんだ、 いよいよ受験モードになったってことか。 塾に通ってもいいぞ。」 「お父さん、ありがとう!」 というわけで 私は塾に通うことになったのだった。