知ってか知らずか 先生は一対一になってから 私に教える時の距離が どう考えても近すぎる…。 時々、ひざがぶつかったり 時には肩同士がくっつきそうになる。 「つまり、これは…」 【トンッ】 ひざが先生と触れ合った。 「あ、ごめんごめん。」 「いえ。大丈夫です。」 先生と ひざや肩が触れ合うたびに 私の心臓が いっそう、 ドキドキしていた…。 どうか先生に このドキドキが 聞こえませんように。