【短編】君の笑顔が見たくて

まるで、俺が一日戻りのを推定して言ったかのようだった。

こんな残酷な夢みたいなことがあっていいのだろうか……?

今日も、俺はキリと会う約束をしている。

今でも、あの死んだ感覚は夢であってほしいと願っていた。

でも、それは絶対ないと心の中で俺は思っていた。

なぜなら、キリに刺された時の傷がふさがった状態だったからだ。

こんな所にケガなんてしたこと一度もない。

あるとすれば、やっぱりキリに刺された時にできた傷しか思いつかないというわけだ。