はじめては全部きみでした。



「ヒナ、一緒の高校に行こうよ」



なっちゃんのその言葉で、受験校を変えた。



「ヒナはもっと上の学校にいけたのにごめんね。でも、私といたら絶対楽しい学校生活になる!補償する」




なっちゃんはあの時から、私のヒーローだった。



たった一人の大切な親友だった。



いつも私を笑わせてくれた。




それなのに…

なっちゃんにあんな顔をさせてしまった。




罪悪感なんて、いまさら遅い。