『行く!!!!!!!!!!』 楓と栞里の声が教室に響いた。 「しー!しー!声大きいよ!二人とも」 あの先輩と旅行なんて知られたら… うん、ダメ。 絶対ダメ! 「ヒナありがとう!ヒナと友達でよかった!ねえ、栞里?」 「ほんとだよー!持つべきものは…ヒナ!」 「本当調子いいんだから…」 先輩にラインをしておこう。