Family ~離れていても家族~

夏が過ぎた

又手術を受ける事になった

桜は見れないでしょう

担当医に次はこう告げられた

父親は自分の力で必死にもがいていた

父親には大腸癌だって事を誰も伝えない

でもだんだん痩せていく父親

自分で気づいたのか

母親に心配になって聞く事も
あった

父親は父親なりに精一杯だった

お正月一時退院してきた父親

家では点滴をしなければならない

父親と一緒に過ごす時や
お見舞いに行く時の約束は
いつもと変わらず接する事

それが約束だった

春になった

桜を見れた

又手術をする事になった

これが最後の手術となる事は
この時誰も知らなかった